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はじめての集金
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いよいよ管理人も集金デビューです。
(違う言い方をすれば取立てですね)
先輩と一緒にお客さんの所に向かいます。
家に着くと先輩が呼び鈴を鳴らします。
「○○さん、いませんか」
全く反応がありません。
しばらく呼んでたのですが、それでも反応が無いので留守かな?と思っていると先輩が、
「こんな時はまずこれを調べるといるかどうか解るから」
と、電気メーターを確認していました。
先輩が言うには、中にいるときはだいたいメーターが激しく周っているし、ほんとうに留守なら冷蔵庫ぐらいしか電気を使わないので、ほとんど周っていないとの事でした。
あーっなるほどと思ってメーターを見ると、ガンガン周っていたのです。
「絶対中にいる」
先輩はそう言うと、今度は裏口からドンドンドアをたたき出したのです。
「○○さん中にいるんでしょ、解ってるんですよ出てきてください」
急に激しく呼び出したのです。
しかし、それでも出てくる様子はありません。
先輩は督促状をポストに入れると、歩いていき出しました。
やっと帰るのかな?と思っていたのですが、今度は周りの家に尋ねているのです。
その家には家族は誰がいるか?本人は出入りは何時頃しているのかなど、色々な事を聞いていました。
「そうやっていつ出て行くのか調べて、その時間に来るのか」
まさかそんな事までするとは考えもしませんでしたが、実はそんなものではなかったのです。
聞き込み(あれは本当に警察の聞き込みみたいでした)が終わると、
「いつも20時ぐらいに出て行くみたいだから、張り込むから」
なんと、その時間まで張り込んでおくと言うのです。
それから1時間ぐらい張り込んでたと思うんですけどすごく長く感じました。
周りはもう真っ暗で、家の中には電気は全く付いていません。
しかし、なんと真っ暗の家の中から出てきたのです。
すぐに車を降りて行き、先輩は忍び足でお客さんに近づいて行きました。
「○○さん!!」
声を掛けられたお客さんはメチャクチャびっくりしてました。
(それはそうだろう・・・)
その後はもう先輩の言うがままにお客さんはひたすらスイマセンを繰り返していました。
結局毎月の金額には足りなかったのですが、ある分だけを集金し、次の約束をしてその日は帰りました。
なんとなく刑事ドラマのような世界にちょっと管理人もびっくりしました。
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