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電話案内をやってみる |
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次にやってきた仕事は電話で案内を行って新規顧客を獲得すると言うものでした。
「じゃーやってみようか」
先輩はそう言うと、目の前にドーンと黄色のタウンページを1冊置きました。
「???」
少し戸惑っている管理人に先輩は、
「どこでもいいから営業を掛けてみて、もし引っかかったら代わるから」
と言ってセールストークなる紙を渡されました。
それは事業者の社長への融資のセールスでした。
「慣れるまではその通りに言ってみてよ」
言われるままに恐る恐る電話を掛けてみました。
お客:
管理人:
お客: |
はい、○○商店です。
あっ、あの私株式会社○○と申しますが・・・。
なんね金貸しね、急がしかけんヨカ!!、ガチャッ!!。
プー、プー、プー。 |
人生はじめての電話営業は、わずか10秒程で終わってしまいました。
なんだこれは。まだ何も言っていないのに、会社名を言っただけなのに。
あぜんとしている管理人に先輩は、
「100件・200件掛けないと引っかからないよ。どんどん掛けていかんと!」
先輩はまるで怒っているかのように言うと、また電話をはじめていきました。
営業とはそんな世界なのかと、はじめて思い知らされました。
たしかに周りは何かに取り付かれたように、ぶ厚い電話帳をただ黙々と掛けています。
(これはもう、掛けまくるしかない)
そう心に決め、電話をにぎりしめました。
しかし、昨日・今日はじめた人間がそう簡単に取れるものではありません。
まともに話す事すら出来ずに、1日が終わってしまいました。
「なれるまでは仕方ない。しかし、これが出来ないとこの業界ではやっていけないぞ」
と支店長から激励され(そうなのか?)、
「よし、明日は必ず1件取ってやる!!」
と、心に誓う管理人でした。
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